2013/06/28

2013/06/28 田中

Oxytocin regulates changes of extracellular glutamate and GABA levels induced by methamphetamine in the mouse brain.
Qi J, Han WY, Yang JY, Wang LH, Dong YX, Wang F, Song M, Wu CF.
Addict Biol. 2012 Jul;17(4):758-69.

明日のセミナーでは、追加解析したオキシトシン多型の結果をふまえ、以下の論文を紹介しつつ、今後のオキシトシン受容体解析の方向性を議論させて頂ければと思います。

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2013/06/14

2013/06/14 野々村

明日は,先日Scienceに掲載された,オプトジェネティクスによって,マウスのOFC→VMS経路のhyper activationが強迫性障害(OCD)の症状(grooming)を誘発することを明らかにした論文を紹介したいと思います.

Repeated cortico-striatal stimulation generates persistent OCD-like behavior.
Ahmari SE, Spellman T, Douglass NL, Kheirbek MA, Simpson HB, Deisseroth K, Gordon JA, Hen R.
Science. 2013 Jun 7;340(6137):1234-9.

また,同じ巻のScienceに掲載されたAnn M. Graybielのlabの上記の論文とは逆の主張をしている論文も紹介したいと思います.

Optogenetic stimulation of lateral orbitofronto-striatal pathway suppresses compulsive behaviors.
Burguière E, Monteiro P, Feng G, Graybiel AM.
Science. 2013 Jun 7;340(6137):1243-6.

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2013/06/14 深代

Dissociable medial prefrontal contributions to judgments of similar and dissimilar others.
Mitchell JP, Macrae CN, Banaji MR.
Neuron. 2006 May 18;50(4):655-63.

—基本的には、他者を推測するときよりも自分に関して評価するときのほうがreaction timeがはやい。
—平均的にliberalな人のほうがはやい。
—また、平均的にself with liberalに対してより強くassociateする人が多い。
—→けれども、なかにはself-with-conservativeに強く反応する人もいた。

—Similarity と dissimilarityに関しては述べられているが、そのおのおのに対して、positiveな感情をもっているのかどうかまではわからない。

—共感や、利他性に関しては、similarityだけではなく、定義づけや他の要素がどうなるか、なども考えなければならないのではないか。

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2013/06/04

2013/06/04 山中

Risk-responsive orbitofrontal neurons track acquired salience.
Ogawa M, van der Meer MA, Esber GR, Cerri DH, Stalnaker TA, Schoenbaum G.
Neuron. 2013 Jan 23;77(2):251-8.

動物は確実な報酬と連合した(Safety)Cueよりも
不確実な報酬と連合した(Risky)Cueに対して
強く注意を引きつけられます(high salience)

このような行動を説明するためのモデルをたてて、
これまでKepecsやSchultzが報告したOFCのRisk codingが
実はこのような行動を学習するために獲得したSaliencyによっても
よく説明できることを示しています。

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 ・Schultz(2010)の課題のようなexpected valueは同じでリスクだけ異なるという条件ではなく、そもそもValueが異なる(100%>67%>33%>0%)。
このような課題で動物がHigh-value cueよりもRisky cueに対してより注意を払う(Reaction timeが短い、予測Lickingが多い)というのはどの程度consistentなものなのだろうか。
Fiorillo(2003)をみてみても1頭では100%cueよりも75%cueの方が予測Lickingは多かったりする。


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モデルの詳細は著者の一人であるEsberの2011の論文を参照
Reconciling the influence of predictiveness and uncertainty on stimulus salience: a model of attention in associative learning.
Esber GR, Haselgrove M.
Proc Biol Sci. 2011 Sep 7;278(1718):2553-61.

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2013/06/4 春野

Computational phenotyping of two-person interactions reveals differential neural response to depth-of-thought.
Xiang T, Ray D, Lohrenz T, Dayan P, Montague PR.
PLoS Comput Biol. 2012;8(12):e1002841.

Level0の被験者はstriatumに1st order errorの活動を示した。ナイーブな被験者が行動の変化にこのタイプの情報を使うことを示唆

Level2の被験者のstriatumは 2nd order errorの活動を示した。 高度なプレイヤーは相手の行動の直接的影響を割引き、相手の信念と行動をシミュレートし、制御することを重視する。

この研究は社会的意思決定の論理的側面をモデル化した。しかし、例えば(Delgado et al. 2005)は、trusteeの道徳的記述(good, bad)がinvestorの行動と、decision, feedback時の線条体活動を(neutralの場合と比べ)変化させることを報告している。

このような情動と論理的側面を計算モデルで統合する必要

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