Fear-enhancing effects of septal oxytocin receptors
Guzmán YF, Tronson NC, Jovasevic V, Sato K, Guedea AL, Mizukami H, Nishimori K, Radulovic J.
Nat Neurosci. 2013 Sep;16(9):1185-7. doi: 10.1038/nn.3465. Epub 2013 Jul 21.
オキシトシンはこれまで不安や恐怖を軽減する物質として焦点が当てられて来ましたが、
その効果が一方向性ではなく、逆向き(fear enhancement)にも作用し得るという内容です。
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2013/09/27
2013/09/27 渡邊
Two Dimensions of Value: Dopamine Neurons Represent Reward But NotAversiveness
Christopher D. Fiorillo
Science 2 August 2013: Vol. 341 no. 6145 pp. 546-549
SNcやVTAのドパミンニューロンが報酬予測誤差の情報をコードしていることは、良く知られていることですが、多くの研究は「正の報酬」についての研究であり、「負の報酬」つまり罰については詳細な検証がされていませんでした。そして、多くの研究は明示的にまた暗黙的に報酬と罰は正反対の存在として扱ってきました。
確かに、強化学習モデルの報酬予測誤差理論では報酬も罰も、区別することなく一軸の中の一点として表現できます。また実際の動物の行動としては接近vs回避行動のどちらかしか起こりません。
しかしながら、今回Fiorilloが示した結果はドパミンは正の報酬しかコードしておらず、罰の情報はコードしていないというものです。そして、報酬の軸と罰の軸の二軸があると主張しています。
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Christopher D. Fiorillo
Science 2 August 2013: Vol. 341 no. 6145 pp. 546-549
SNcやVTAのドパミンニューロンが報酬予測誤差の情報をコードしていることは、良く知られていることですが、多くの研究は「正の報酬」についての研究であり、「負の報酬」つまり罰については詳細な検証がされていませんでした。そして、多くの研究は明示的にまた暗黙的に報酬と罰は正反対の存在として扱ってきました。
確かに、強化学習モデルの報酬予測誤差理論では報酬も罰も、区別することなく一軸の中の一点として表現できます。また実際の動物の行動としては接近vs回避行動のどちらかしか起こりません。
しかしながら、今回Fiorilloが示した結果はドパミンは正の報酬しかコードしておらず、罰の情報はコードしていないというものです。そして、報酬の軸と罰の軸の二軸があると主張しています。
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2013/09/20
2013/09/20 野々村
明日のセミナーは,添付した論文を紹介したいと思います.
SNc背外側領域のdopamine neuronがcognitice signalを,腹内則領域が
motivational signalを表象していることを発見した論文です.
Distinct representations of cognitive and motivational signals in midbrain dopamine neurons.
Matsumoto M, Takada M.
Neuron. 2013 Sep 4;79(5):1011-24.
Highlights
また,これらの領域と他の領域(皮質と線条体)との解剖学的結合を踏まえた上で,cognitive signalとmotivational signalがどのように情報処理されているかを議論したいと思っています.
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SNc背外側領域のdopamine neuronがcognitice signalを,腹内則領域が
motivational signalを表象していることを発見した論文です.
Distinct representations of cognitive and motivational signals in midbrain dopamine neurons.
Matsumoto M, Takada M.
Neuron. 2013 Sep 4;79(5):1011-24.
Highlights
- Dopamine neurons represent cognitive and motivational signals
- Activity of dorsolateral dopamine neurons reflects working memory demand
- Ventromedial dopamine neurons encode conventional reward prediction signals
- These data are in favor of the functional segregation of dopamine neurons
また,これらの領域と他の領域(皮質と線条体)との解剖学的結合を踏まえた上で,cognitive signalとmotivational signalがどのように情報処理されているかを議論したいと思っています.
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2013/09/20 深代
An experimental study of the coloring problem on human subject networks.
Kearns M, Suri S, Montfort N.
Science. 2006 Aug 11;313(5788):824-7.
明日のセミナーは、添付した論文を紹介したいと思います。
脳の論文ではないのですが、人間を用いた色分け問題(となりの人と色がかぶらないように、色をぬっていく)において、ネットワーク構造がどのように機能し、また、ヒューリスティクスがどのような影響を与えるのか、についてお話したいと思います。
Abstract
My Discussion
Kearns M, Suri S, Montfort N.
Science. 2006 Aug 11;313(5788):824-7.
明日のセミナーは、添付した論文を紹介したいと思います。
脳の論文ではないのですが、人間を用いた色分け問題(となりの人と色がかぶらないように、色をぬっていく)において、ネットワーク構造がどのように機能し、また、ヒューリスティクスがどのような影響を与えるのか、についてお話したいと思います。
Abstract
Theoretical work suggests that structural properties of naturally occurring networks are important in shaping behavior and dynamics. However, the relationships between structure and behavior are difficult to establish through empirical studies, because the networks in such studies are typically fixed. We studied networks of human subjects attempting to solve the graph or network coloring problem, which models settings in which it is desirable to distinguish one's behavior from that of one's network neighbors. Networks generated by preferential attachment made solving the coloring problem more difficult than did networks based on cyclical structures, and “small worlds” networks were easier still. We also showed that providing more information can have opposite effects on performance, depending on network structure.
My Discussion
- Discussionにあったとおり、今回の論文では、ネットワークが事前に与えられ、その際のパフォーマンスがはかられている。
- みんながみんな、signalingを発して、自分の色を変えずらい人(頑固な?)人でもだめだし、みんながみんなsignalingはあまりださないが、色をすぐに変える人でも、この問題はすぐに解けないのではないかと思う。
- この問題に対する戦略とpersonalityとの相関がみられ、また、どういった組み合わせがいいのか(どういう組み合わせだとどういうネットワークになるのか)がわかれば面白いなあ・・・と思う。
2013/09/13
2013/09/13 高見
Seeing is believing: Neural mechanisms of action-perception are biased by team membership.
Molenberghs P, Halász V, Mattingley JB, Vanman EJ, Cunnington R.
Hum Brain Mapp. 2013 Sep;34(9):2055-68.
集団的な一体化はときにバイアスのかかった世界の見方を引き起こします。論文紹介をとおして、このようなin-group biasについての神経科学からのアプローチついて考えてみたいと思います。
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おまけです
イヤなイヤなイヤな奴 - ウィキペディア - Wikipedia
Molenberghs P, Halász V, Mattingley JB, Vanman EJ, Cunnington R.
Hum Brain Mapp. 2013 Sep;34(9):2055-68.
集団的な一体化はときにバイアスのかかった世界の見方を引き起こします。論文紹介をとおして、このようなin-group biasについての神経科学からのアプローチついて考えてみたいと思います。
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おまけです
イヤなイヤなイヤな奴 - ウィキペディア - Wikipedia
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